皆さんからの感想です:
「太極拳を深めるなら推手を学ぶ必要がありますよ!」の一言にのせられ、6月30日,7月1日に神戸で行われた革力樹明老師による『養生推手特別講習会』へ参加しました。
それまで推手に対して、奥は深そうだけど、なんだかとらえどころがないものという漠然としたイメージしかありませんでした。
1日目の講習会では、体を動かすよりも講義中心の内容だったそうで、理論も好きな私としては不参加が悔やまれました。
2日目は、このたび老師が繰り返し仰った【開心】(中国語では、愉しい!の意)を体感するため、老師に手合わせをしていただいたり、老師の背中を触って緩み具合を確かめたりしているうちに時間はアッという間に過ぎて行きました。
革力老師は世界太極拳名人という高名な方ですが、にこやかに軽妙に動くようすは、まるで沖縄のおじいが三線の音色に合わせ、ほろ酔いかげんで踊っているかのようで親しみやすく、参加者の皆さんは「腰から下はダメよ~♪」とか言いながら、老師の肩や背中を触る触る…笑。
もちろん、講義も少しあり、太極拳を習得していく中で、まず、しっかり根を下ろし張っていくことは大切。しかし、次の段階では抜根、すなわち根を抜かなければならない、と仰っていたことがとても印象に残りました。
修練を続け、外(動作)と内が協調一致し始め、余計な力を使わないことで、軽霊(力むことのない自由自在な動き)となることができるそうです。あ~道は遠い!
ところで、太極拳に限らずですが、みなさんも何かに集中していると、余計なことは考えず、心が解放されてくるという経験があるかと思います。
さらに深く集中すると、解放され空っぽになったはずのところが深く満たされてくるという感覚を味わうことができます。
これは太極拳の練習から得られる醍醐味のひとつだと思います。(が、悲しいかな長く続けていると練習も日常の一コマになってしまい、つい余計なことを考えてしまったりするんですよね)
【開心】の大切さを気づかせて下さったキン老師、ありがとうございました。また、このような貴重な機会を与えて下さった王老師をはじめ協会の先生方にも感謝いたします。(文:梅田裕子)
革力老師の肩と背中に触れた。その体の動きは柔らかで、手が吸い込まれそうで驚いた。老師全体が優しく柔らかで穏やかで、まるで気持ちの良い水のように感じられた。「以柔克剛」「太極核心」また是非お会いしたいです。(文:野崎恵子)
『本物の推手を観ることができる』と楽しみにしていた講習会。
恰幅の良い靳樹明老師が足運び軽くスーッと登場されました。
後で、軽霊のお話を聴き、太極拳の達人が滑らかに動作される訳を知りました…深いなぁ!
靳老師に手合わせしていただいても、緊張して心を開くことができませんでした。でも、まずはそこから勉強することが大切だとわかりました!
色紙に書いて頂いた『心空』は私の宝物です。(文:永井真理子)
今までなぜか逃げてきた推手。
とうとうこの時が来たか⁈と、
自分の中の可能性と苦手意識に向き合う為に2日間みっちり参加しました。
日本初来日という靳老師
王老師と同じく、滄洲の出身。
素朴で暖かな人柄は推手にも現れていて
靳老師と初めて手合わせしていただいた時は、
今までの推手の感覚を覆すような感触。
試験以来推手から遠のいていたので、
これでいいの?と言うぐらい柔らかで、大きな心で迎えられてる感覚でした。
その後、みんながどれだけ靳老師に挑んでも、ことごとく撃沈!
(挑んではダメなんですよね、心を放鬆しないと!)
心をゆるめるって、すごく難しくて、
例えばお風呂に入った時に「ハァ〜っ」てなる感じ⁈かなと
同時に身体も緩むような見ている私も、みんなが次第に変わっていく様子がとても勉強になりましたそう、推手とは攻防ではありますが、最後は自分の心を開き、身体を緩め、相手を思いやる大きな心が必要だと、(これが、私の苦手とするところ!)
靳老師がいろいろな言葉や表現を変えながらみんなに伝えました
相手と心の底から楽しむ事が出来れば、これから目指す太極拳や推手の道が開けてくるような気がした。
まだまだできない事だらけで
入り口に立ったばかり。
小さな気づきも、私には大きな1歩。
道のりはずっと遠いですが、
少しでも開眼させてくれた靳老師、王老師に大変感謝します!
2日間ありがとうございました
次回も楽しみにしていますよ〜 (文:武内千寿)
幸せな二日間でした。立ち姿の美しさから始まり、無極無形の圧巻の表演迄、感動の連続でした。
又、常に笑顔で参加者一人一人に丁寧に手を合わせて下さる先生のお姿に感銘を受けました。
これからも、“放下即是自在”、サインして頂いた“修心養性”等のお言葉を励みに、焦らずゆっくり練習を続けていきたいと思います。(文:山内喜代子)
6月30日、7月1日二日間、靳樹明老師の養生推手特別講習会が無事に終わりました。初めての来日ということで少し緊張されていましたが、物静かでどっしりとした風貌がとっても印象でした。
スタッフの仕事の合間に参加させていただきました。
実際に相手をしていただいて、一日目は“上半身が固い”っと、見事に飛ばされました。“開心”。心を開いてゆったりと……。
二日目、老師に再び相手をして頂き、“開心”“体を緩めて”“水が流れるように”“楽しんで”とご指導いただき、今までに感じたことのない心地よさを得ることが出来ました。あの時の感覚を忘れずに推手を行っていきたいと思いました。
参加者ほとんどと手合わせして下さり、とっても疲れになったと思います。
合わせて老師の背面をお触りしまくり、びっくりされたことでしょう。
この二日間で太極拳の内面(体の使い方など)の重要性を改めて認識した講習会でした。次回、お会いするまでに、“開心”“体が緩めてゆったりと”“心から楽しんで”が出来るよう、日々練習に励みたいと思います。ありがとうございました。(文:中川美和)
養生推手は気持ちをリラックスさせて、体を緩め、楽しく行うことであることが分かり、そのような心構えで行えるように思いました。二日間優しい靳老師の講習会に参加でき大変楽しい時間を過ごすことが出来たことを感謝致します。(文:下野秀子)
「養生推手講習会に参加して」
お疲れ様でした。 初めての推手講習会参加! 最初から緊張、分からない事ばかりでした。
”開心”心を開くこと、雑念を捨てること 言葉では分かっていても どうすればいいのか?
土曜日は、先生に手首を合わせてもらった瞬間 「硬い」って言われパニック!!
”札根・抜根”なんて意味は説明してもらっても 体では無理なんて思いながら日曜の講習に入り、(半分 頭 痛いなあ)なんて思いながら 再度 先生に手合わせして頂いて、ともかくお任せしてみようと始まったら先生が楽しんでいるのが伝わってきて、そう感じたらこっちまで体が勝手に流れていて「それでいいんです」って言われた瞬間 嬉しくなって、ちょっと理解出来た様な気がしました。まだまだ入口に立つまでもいってませんが また機会がありましたら一歩づつでも近づけたら嬉しいです。今回は有意義な時間、素晴らしい先生と参加された皆様とご一緒に出来た事感謝です。ありがとうございました。(文:諏訪祥子)) |