協会について
名称の由来
設立日
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協会役員構成
事務所
入会について
   
協会の歩み
2004年度活動状況
   
2005年度活動状況
   
2006年度活動状況
   
2007年度活動状況
   
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2020年度活動状況
   
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2022年度活動状況
   
2023年度活動状況
   
2024年度活動状況
   
2025年度活動状況
   

 

 
 
 名称の由来:
   
 

 「神戸中国武術協会」(KCWA)という名前は、中国武術(長拳、太極拳、伝統武術などを含む)を日本に伝わりたい熱意でこの名前を作りました。神戸に中心として、日本全国に発信するという目標です。

 
   協会の沿革:
   
   2004年4月に「神戸中国武術協会」を設立
  2005年8月に「神戸華僑総会」に加入
  2006年2月に「公益財団法人兵庫県国際交流協会」に加入
  2006年6月に「神戸中国武術協会」(KCWA神戸本部)として「兵庫県武術太極拳連盟」に加盟
  2006年10月に「財団法人神戸国際協力交流センター」に加入
  2007年3月に「社会福祉法人兵庫県社会福祉協議会」に加入
  2009年4月に「KCWA住道太極拳クラブ」(大阪支部)として「大阪府武術太極拳連盟」加盟
  2010年11月に「神戸東岳太極拳研究会」を設立
  2013年11月に「神戸開門八極拳研究会」を設立
  2014年3月に「世界陳小旺太極拳総会神戸分会」を設立
  2004年〜 広く武術太極拳の普及活動を行う
 
   目  的:
   
   当協会は、中国の各種武術、太極拳、気功に親しみながら、世代・性別を超え、生涯を通して健康に過ごせるように、普及、発展に努めて行きます。そして、個々が関心を持ち、技術向上に励み、個性を育んでいけるように指導・活動致します。また、地域住民の交流はもとより、日中両国の相互理解と友好交流活動に貢献していく所存です。
 
   協会の特徴:
   
 

 陳式太極拳、東岳太極拳、簡化24式太極拳、32式・42式太極剣、総合太極拳、伝統武術、気功導引術、など多種多様な教室を開講しておりますので、初心者から上級者まで希望・レベルにあった状況で学べ、好奇心を満足させることが出来ます。また、現在の中国における武術家との交流もあり、中国への研修旅行なども定期的に行なっております。健康太極拳や競技用太極拳だけでなく武術としての太極拳まで網羅しているため、どなたにとっても楽しく学べる場となっております。

 
   協会の構成:
   
 

役   員: 会長(1名) 副会長(1名) 理事長(1名) 理事(若干名)
事 務 局: 事務局長(1名) 副事務局長(1名)
技術委員会: 委員長(1名) 副委員長(1名) 委員(若干名)
検定委員会: 委員長(1名) 副委員長(1名) 委員(若干名)

 
   事務所:
   
 

 住所:〒653-0041
    神戸市長田区久保町1-2-18-1F
 Tel:090−4641−0208(毎週金曜日10:00〜16:00中川まで) 
 FAX:078−231−2518(FAXのみ)
 E-mail: wushuinfo@kcwo.net

 
   入会について:
   
   @、会員の入会資格については、特に定めない。
A、会員として入会しようとするものは、協会の代表者が別に定める入会申込書により代表者に申し込むものとし、正当な理由
がない限り、入会を認めなければならない。
B、入会の手続き、入会金を納めた時点から、この協会の会員としての資格を得るものとする。
 
 
 
 
 
 
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   2025年度活動状況
   
 

 「伝統陳式太極拳陳家溝合宿及び少林寺の旅2025」に行ってきました:

   
   陳家溝研修旅行に参加して
? ずっと憧れ続けていた太極拳発祥の地、陳家溝についに降り立ちました。
 いまも未だ身体中を感動が駆け巡っています。
 感動Best1  目の前に陳炳先生が!
 石畳みの中庭で陳炳先生から直接の御指導を受けました。見上げれば陳家溝の青空が広がり、小鳥がさえずり、そして陳先生のソフトで優しい「ファンソーン」の声が響きます。もう夢の中にいる様で涙が出ました。鞜路もあやふやな私達に本当に優しく丁寧に教えて頂き、教室の掛軸に書いてある「人徳で身を潤す」そのものの方だと思いました。「その人その人それぞれの太極拳がある。それを見つけてください」 この言葉と共に、少林寺で観たショウで最後に夜空に浮かび上がった仏様の様に 私の脳裏には陳先生の姿が今も浮かんでいます。
感動Best2  陳家溝の人々
 深夜に宿舎に着いた私達を迎えてくれたのは 揃いの赤いジャージに身を包んだ武術学校の生徒たち。荷物を部屋に運び、水を配りと大変ありがたかったです。朝食の食堂でも毎朝会いましたが、皆明るく屈託が無く 陳炳先生のお人柄が陳家溝の人々に行き渡っているのだと感動しました。
 感動Best3 kcwaのチーム力
 交流大会の引率から、食事の手配、観光ガイド、買物の同行etc、、と王先生は百面六臂の働きで私達をサポートして下さいました。そして諸先生方がそれをしっかりと支えてみえる。また、チームメイトも 何か部屋のトラブルが起きると直ぐに誰かが駆け付ける。最高のメンバーでした。
 この様な素晴らしい旅行の機会を与えて下さった 王先生、諸先生方、通訳にお世話になった奚さん、そして寝食を共にしたメンバー! 本当にありがとうございました!!(文:上紺屋晴代)

 

 中国人として初めて河南省の陳家溝を訪れました。今回の旅の目的は、陳式太極拳・老架式の習得することです。しかし浅学な私にとて、不安な気持ちを抱えながらの出発でした。
 到着して2日目、3月31日の朝、陳家溝国際太極拳学院の院?、陳炳老師にお会いしました。背が高く、姿勢が良𡿨、活力にあふれる笑顔で迎えてくださいました。おかげで、緊張が少し和らぎました。
 最初の授業で、老師は「陳家溝に初めて来た人はいますか?」と尋ねられ、5人が手を挙げました。「まずは体験しましょう」と優しく声をかけて下さり、最初に呼ばれたのは私でした。
 老師は両腕を上げ「私の腕を持ち上げてみてください」と言われました。私は「簡?」と思ってのですが、重い。もっと力を入れて持ち上げようとましたが、まったく持ち上がりません。まるで鉄のような重さでした。その時老師は「見た目は柔らかくても、しっかり沈んでいれば、肘、丹田、下肢が非常に重さを感じます。この重さと強さは、“放松(リラックス)”すればできるのです。」と言われました。私はうなずきましたが、この「三つ重さ」できるのは難しいと思いました。
 “放松”という言葉は、老師の授業で何度も出てきます。特に、「?脚、?蓮、冲拳」など力強い動作をする前に耳元に「放松……放松……」と何度も聞こえてきます。「力は放松から生まれる」と理解していても、それを実行にのは本当に難しいものです。また、老師は静かな調子で「柔らかさは放松から生まれ、放松は静けさから、静けさは心の落ち着きから生まます。「起?」を入れ時には、まず心を静めなければなりません。」と言われました。なるほど。
 4月1日と2日には、陳家溝で「2025年 河南省華僑太極拳交流大会」が開催され、世界中の華僑、太極拳愛好家が一堂に会しました。幸運にも私たちもその場に参加することができました。私たちのチームは大会で素晴らしい成績を収めました。
 王先生は「優秀組織賞」を受賞され、陳式剣の個人競技で優勝、陳式扇の団体競技で一等賞、陳式太極拳の競技で二等賞を獲得しました。この大会は、技術の交流だけでなく、太極拳文化の交流、そして国際的な友情を深める場ともなりました。
 4月4日は陳家溝での最後の日でした。朝の授業の後、陳炳先生サイン、送別の場が設けられました。その場で老師は問いかけました。「太極と太極拳、この2つには違いがあると思いますか」。皆の中には正解する方や考え込む方もおりました。
 先生はこう説明されました――太極は「陰陽」に基づいた哲学的概念であり、太極拳はその理論を基にして構築された拳術である。つまり、この2つには本質的かつ大きな違いがあるのです。
―深い論理!
 昼食後、陳家溝から車で約2時間半をかけて少林寺へ行きました。その夜に出演者600人の「禅・少林音楽大典武術公演」を鑑賞しました。まさに圧巻のステージで、舞台もとても独創的でした。背景には嵩山が描かれ、スポットライトに照らされたその姿は非常に美しく映えていました。感動!                           
 翌日の4月5日には、王先生の案内で「世界文化遺産・少林寺」を見学しました。ここは禅宗の発祥地であり、中国カンフーの源流でもあります。子供の頃に映画『少林寺』を観て憧れたその地に、今こうして自分が立っている。まるで夢のような感覚でした。この日私の歩数計で18,653歩、距離にして11.4km。皆さんよく歩きましたね。
 8日間の旅はあっという間に過ぎました。毎日が充実しており、非常に実りある時間でした。「馬不停蹄(休む間もなく)」という言葉がぴったりの旅でしだが、疲れ以上に充実感と喜びを感じています。
 王正先生には、貴重な学びと視野を広げる機会を設けていただき、本当に心より感謝申し上げます。また、先生方や仲間の皆様のおかげで、無事にすべての行程を終えることができました。本当にありがとうございます。??!

 再見、陳家溝。            また、お会いしましょう!(文:奚 静g)

 

 陳家溝合宿に参加して
 昨年末某日、妻が「教室で陳家溝合宿の案内があったけど、どうする? 少林寺にも行くらしいよ。」と一枚の紙を私に。カンフーオタクの私としては、仕事はさておき、二つ返事で参加する意思を妻に伝えたことは言うまでもありません。
 ただ、私は非会員。陳式は十年以上前に少し学習した経験がありますが、合宿での学習項目の老架一路は初めて。であればと、(出発までの三か月間の期間限定で)会員になり、
 王正老師のご指導の下、「陳式老架26勢と一路」を付け焼き刃で学習しての参加となりました。
 さて、陳家溝での陳家溝国際太極学院校長陳炳老師によるご指導は、緊張と期待が入り混じる中、旧校舎の中庭で「放松功」から始まりました。青空の下、つばめの鳴き声やそよ風を感じながらの放松功は、日頃の仕事で凝り固まった身体と心を次第に解きほぐしてくれました。
 次に「老架一路」のご指導。陳炳老師の動きは、ゆっくりで、且つ、どっしりと安定したものでした。私といえば、陳炳老師や周りの参加者の動きに合わせるべく、キョロキョロしながら動く日が続きましたが、最終日にはどうにかこうにか周りについていけるようになりました。神戸スタジオで曖昧なままにしていた箇所も、この合宿で覚えることができたことは大きな成果でした。
 この合宿で陳炳老師が協調されていた教えの一つに、「動きの中でも放松を保つこと」がありました。みなさん大好きな「発勁」も放松無くしてはならないものであり、以前、私が稽古していた武道(空手や柔術)の教え「上半身は虚・下半身は実」「突きや蹴りは零から百」「丹田で動く」と一致し、武術・武道は地域・種類を問わず、その根幹は同じであることを認識しました。
 また、陳炳老師は、太極拳の哲学や精神性、その背景にある「道(タオ)」の世界観についても多くの教えを与えてくださり、太極拳が単なる武術や健康法ではなく、身体と心の調和を目指すものであることを認識するに良い機会となりました。
 今回、これらの貴重で有意義な時間を与えてくださった陳炳老師をはじめ、王正老師、 合宿中いろいろ助けていただいた「少林寺で咲いていた花海棠(はなかいどう)」のような 15人の参加者に心から感謝したいと思います。
 期間限定で学習を始めた陳式老架一路ですが、今後も引き続き、王正老師の指導の下、教室のみなさまとともに学習したいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 少林寺については機会あれば。(文:津田孝司)

 

 陳家溝と少林寺の旅2025年 
 今回は2回目。じっくりと源流太極拳の陳家溝を味わいたい、感じたい、空気感を味わいたい、そういう思いで参加しました。
 ◎今回のキーワード
 放ってなんだ? 鬆静 心安静 身体柔 安定 天人地 自在に動ける 日常に活かす 
 陰陽図の不思議  無極から陰陽  陰を育てる 太極拳は「道」の体現 道法自然
 
 ◎陳家溝の広場に大きな陰陽図が3つ描かれていた。
 朝、その一つに立って、感じるものを味わおうとした。立ち位置によって黒と白の配列が変わる。陰と陽の組み合わせ、これが卦というものか! なるほど!
 白と黒は決して隙間が無い。ぴったりくっついて離れない何か推手の動きを象徴しているような。そのカーブの上を歩いてみた。白が行きつくと反転していくような。それが心地よい。また白の中に黒丸がある。黒の中に白丸がある。陰の中に陽があり、陽の中に陰がある。陰であっても陽を忘れたらあかん、陽であっても陰があるということを忘れたらあかんという意味なんだな!なるほど!と感心した。
 翌日、また行ってみた。すると中央にある陰陽図がほかの陰陽図と違う!ことを発見!
 グレーの丸があって、その周りに白と黒がからまっているが、白の中に黒丸が無い。黒の中に白丸が無い。これは何なんだ? これは初めて目にする陰陽図だ!
 先生方にお聞きすると、「無極砧だと思うよ」「陳家溝の家紋みたいなものだと思うよ」とのこと。帰国してから調べると、伏羲八卦方位 文王八卦方位とあった。伏義は二つの川の流れが合流しているのを見て陰陽図を考案したと記憶しているが、これは陰陽図の原点なのか?

 ◎陳炳老師の講義で「太極とは何ですか?」とまず尋ねられた。
 私たちは「エネルギーの源」「陰と陽に分かれる寸前の状態」と答えた。
 「いずれも正しいですね. 」と答えられた。 そして    
 『陰と陽はお互いに存在し支え助け合い、見えるところは見えないところが支えている。全てのものは太極を離れない。これ「道」の宇宙理論。すべてのものは丸く離れない。水は柔らかく、いかなるところでも対応する。しかも最も強い。決して対立ではない。ヨーロッパから種を持ち帰り植えたところ、芽が出たと思ったけれど、後日見えなくなった。それは根っこだった。地面の下は陰、地面の上は陽。つまり、まず陰が出たということです。先に陰、そして陽。根は下の栄養を木に送り、木は上の太陽からのエネルギーを下の根に送る。お互い支え合って大きくなる。木だと思って見ているのは一部、根っこは見えていない。木だけ見てはならない、根っこも含めてみることが大事。つまり表面だけ見ていてはならない、反対側も分析必要。木は上へ伸びていきます。根っこは下へ深く入っていきます。表面上は真反対ですが、そうではない。お互い助け合っています。これも自然現象「道」だとあらためて気づきました。
 太極拳も同じ。太極理論に基づき陰を育てていくことが大事です。太極拳は柔らかさを重視します。放鬆してまず内にある陰を育てる。そして外の陽をだしていく。先に陰、次に陽。太極拳でいきなりスピードや強さを求めてはならない。
 老子の研究でも柔らかいものが一番強いといっている。柔らかいからこそ、いろんなものを包み込む吸収する空間がある。固いものは、これ以上伸びない、つぶすしかない。柔らかいものは成長する。
 太極拳では心を安静にすることが第一。放鬆し柔らかさ陰を鍛える。陰のエネルギーがたまったら陽がでてくる。速く上達したいという気持ちはよくない。太極拳の神髄は自然の流れに従うことです。自然の流れに従いながら、太極拳も自分の身体も技術も成長していくのがよい。自然をこえてどんどん速く成長するのは、いつか自分を崩していくのは間違いない。ふぁんそ〜ん まんまんじ〜 
 推手でいえば、水の流れと同じです。水は柔らかくて自然に流れます。穴があったら入っていきます。自然に従います。推手も同じ。ここ強い、避ける。弱いところに流れる自然に従います。しかし人間は意識が入るから、ここ強い、反発してしまう対抗になってしまう。人間の意識と力の流れの自然さと、自分をどうコントロールするかだ。相手が意識してる、こっちに強い。意識するから抵抗するから自然に従っていない。
 太極拳をするときには黄河の黄色の水も安静にすればやがて澄んでくるように、心を安静にしてひたすら放鬆、自ずと柔となり、丹田に重心、下へ、そして上へと陰陽調和。立身中正となります。太極拳を練習しているように見えますが、実際は「道」を修練しているのです。道法自然です。』 と。      

 ◎陳炳老師の真後ろで、練習させて頂く機会があった。老師の息遣いが細胞レベルで伝わってくるようだった。動きはゆっくりで、片足立ちになってもゆっくり安定してたっておられ、おもむろに合・開があって動きだされる。片足でも放鬆を丁寧に安定を確認してから動きだされるのだと思った。まさに老子「道」を体現されているのだ。さらに立ち居振る舞いも物静かで、日常でも放鬆されて「道」を体現されているようだった。私も套路だけでなく、普段の生活の中にも放鬆を取り入れていきたい、きっと、それが養生に繋がると思った。
 あの広場の中央の陰陽図のグレーの丸は無極放鬆を現わしていて、まさに陰陽が混とんとしている状態。まさに原点。左右にある陰陽図は右に左にと重心が移動したとき、陰陽が調和をとりながら活発に動いている状態と言えるのではないか?
 今回、色紙に「松静」というお言葉を頂いた。心を安静にし放鬆し柔となる。重心が丹田にきて軸が安定して自然に動けるようになるということと理解した。一生の課題です。これは昨年に太極拳を始める時に必ず2分間、心を安静にして立ってくださいと言われた意味だと理解。ひとたび動き出すと、陰陽に分かれ陰の中に陽を含み、陽の中に陰を含む丸い動きで陰陽が助け合い調和しながらバランスをとって動いていくのです。すばらしい!まさに陰陽を知る旅でした。太極拳が世界遺産であることに納得!

 ◎文化交流というけれど 古の昔から日本は中国から学んできた歴史がある。
 嵩山少林寺にもいった。少林寺といえば激しい強い速い動きのイメージがありますが、仏教寺院でもあり、後で調べると、座禅は心身のやすらぎがそのまま仏の姿と自覚することであり、本当の強さを目指す。ひたすら技のうまさ、腕力の強さを競ったり相手を倒すことだけに熱中したりすることがあってはなりません。心身ともに健全でたくましい人間になることを目指します。とあった。太極拳の目指すものと同じだと思った。
 道元がここで学び、日本に持ち帰り永平寺を開き、日本に広めたように
 今、私たちは王老師に導かれて、河南省の陳家溝にやってきた。河南省の華人華僑の大会にも参加することができた。手の動きは目に入りやすく意識も手の動きにとらわれてしまうが、中からの動き、丹田からの動きが見えた。これは私にとって大収穫!
 ここで学び感じ味わい、太極拳の本当に目指すものを学ぶことが大切だと思う。
 そして心ある人に伝えたいと思う。

 少林寺のホテル 少林鵝坡禅武大酒店 に掲げてあった文字
 以武育人  武無文則蛮 文無武則弱 
 武を以って人を育てる。
 しかし武があっても文がなければ野蛮になる。文があっても武がなければ弱い。
 このホテルのフロントマネージャーの方には、私一人のために八段錦を一緒にやって頂き、動画まで送信頂いて、「健康で練習を楽しませますように」とメッセージを頂いた。感謝!
 何よりも太極拳をとおして中国の文化を自然に味わえるように導いてくださる王正老師のもとで学べることは本当にありがたい!      謝謝老師    
 日々ほんの少しの気づきに至福の悦びを感じ太極拳の学びができることに、
 王正老師はじめ諸先生方に感謝しています。(文:香山よしの)

   
 
  いよいよ出発だ 上海に着いた 私たちのジェット機だ
 
  鄭州に無事に到着! 後少しだ 陳家溝に到着!
 
  おはようございます! 久しぶりの奥様も マレーシアのチームも
 
  初日の講習会は始まった いつものところで 学校の食堂でお昼
 
  重たいよ 午後の研修 夜ごはんだ
 
  通り道で大会会場を確認 夜練 次の日のためもうちょっと練習
 
  いよいよ大会が始まった 私たちのプラカードだ 頑張るぞ
 
 

初日の個人種目

大会受付の雰囲気 審判団
 
  武隈選手と武内選手 小畠選手 おめでとうございます!
   
 

伝統楊式太極拳の武隈選手と24式太極拳の武内選手の演武です。

   
 

陳式太極剣の小畠選手の演武です。

 
  二日目大会の集団種目のための朝練 陳式太極拳老架26勢チーム 陳式太極扇26勢チーム
   
 

陳式太極拳老架26勢チームの演武動画はなかったけど、取材を受けるときに撮ったものをご覧ください

   
 

陳式太極扇26勢チームの演武です。

 
  閉会式 たくさんの賞を取りました! 陳炳太極院の代表チームの全員
 
 

お昼に朱天才老師の道場を訪問

朱老師と何年ぶりの再会 朱老師の御家
 
 

大会は無事に終了、早速午後から研修

皆さんは切り替え早い 集中だ
 
 

さて、大会の打ち上げ

じゃなくて、お誕生日会だ とっても楽しかった、下の動画を見てね!
 
 

イェーイェーイェー、お誕生日おめでとうございます!

 
 

四日目、陳炳老師の講習

気持ちいい! 頑張ろ!
 
 

お昼に陳家溝太極祖祖霊廟訪問

決まってるね 太極拳先祖に
 
 

陳発科老師のお墓

陳照旭老師のお墓 陳照カイ老師のお墓
 
 

招熟

?勁 神明
 
 

なかなか良いね、ピッタリ!

やっぱり小さいね! 柔らかい!
 
 

太極拳博物館、私たちは来ました!

 
 

午後の講習

陳炳老師の丁寧な動き カッコイイ!
 
 

夜陳炳老師と食事会だ!

 
 

最後の講習

皆さんは大変集中している 陳炳老師との離れ、涙!
 
 

いよいよ陳家溝と離れ、涙

少林寺に出発だ 少林寺のホテルに到着!
 
 

夜遊びだよ!

少林音楽大典を見に来た 楽しかった!最高!
   
 

山と山の間に作った舞台でとっても素晴らしいショウでした。この動画をおすすめ!

 
 

最後の日に、九段の梁以全老師を訪問

とっても貴重な集合写真 受験生に無料提供する改装したホテルの2階図書館!
 
 

少林寺、礼!

少林寺、私たちは来ました! せっかくなので、少林寺の前で演武!
 
  少林寺の前での演武はこちにご覧ください!とっても良い記念になります!
 
 

少林寺の中の雰囲気はやっぱり良い

偶然に太極清泉の仲間たちと会った 有名な昔に少林寺の武僧たちの練習場!
 
 

せっかくなので、太極清泉の仲間たちとの演武しました。少林寺のど真ん中だよ。気持ちいい!

 
 

祈福

塔林 達磨様のお寺
 
 

無事に日本に帰って来ました!早いでしょう!

   
  大変楽しい旅でした!皆さん、お疲れ様でした!まだ来年も一緒に行きましょう(来年の4月初ごろ)!
まだ行ったことがない方も是非!
   
 
 
 
 「2025日中文化交流の春フェスin大阪」に参加しました:
   
    日中文化交流の春のフェス
 私自身は今回が初めての野外イベント参加でしたが、お天気にも仲間にも恵まれ、とても思い出に残る一日となりました。
舞台は屋根付きで八極拳チームの迫力ある震脚にも耐えられるほどしっかり組んでくださっていました。杏花チームとしては少し狭めの舞台だったので、あと一歩で舞台から落っこちそうになり、杏花名物(?)の縦一列の『チューチュートレイン』は『ぎゅーぎゅートレイン』となり最後列メンバーは壁に挟まれながら演武を乗り切りました。いつもより凝縮した構成は魚群のようにまとまった演武に見える効果もあったようです。剣チームの剣捌きも抜群で、メンバーを斬らないようにしながらも(笑)狭い舞台を隅っこまで切り裂くかのように大きく動かれていました。
 会場内は中国語やベトナム語が飛び交い、太極拳の演武服を着ている私たちにも中国語で気さくに話しかけてくださる場面もありました。また、屋台では本場中国の餃子や羊肉串、ベトナム料理の香りが入り混じり、ちょっと海外に居るような感覚を楽しむことができました。おかげで小旅行気分で家路につきました。貴重な経験をありがとうございました。(文:小畠睦)

 4/19日中文化交流の春フェスin大阪で華やかな演武を披露!
 4/18〜20、大阪市西成区山王商店街で開催された日中文化交流の春フェスに行って参りました。今年参加した大阪春節祭でお世話になった劉偉(リュウイ)さんからのお誘いで、KCWAより18名が参加しました。神戸で動物園というと王子動物園ですが、今回の集合場所は、天王寺動物園近くの駅。昭和レトロな商店街のアーケードを歩いていくとお肉や蒸し料理の香りが漂ってきて、赤色で飾られた大きな門が見えてきました。空き地を利用してつくられた会場には、地元華僑の方々が手作りの中国料理のブースを出展し、様々な民族衣装で身を包んだ出演者らしき方々と、イベントを観覧する方々が入り混じって踊ったり歌ったり飲んだり食べたりと、和やかな雰囲気でした。私たちは4/19 14:30〜15分間の出演枠をいただいており、福建省の民族舞踊や歌謡、テレサテンさんのカバーソング、水田滝子さんのこぶしのきいた演歌など出演者もさまざま。そんな中KCWAチームは、4m×3m程の赤い絨毯が敷かれた舞台で、太極拳、八極拳合わせて4種目を内容も身体もギュギューっと詰め込んで行いました。天候にも恵まれ、表演服も演武も映え、舞台の裾から「(舞台から)落ちないで〜!加油加油〜!」と祈りながらみなさんの力強い演武を拝見しました。
 バックスクリーンには、今日来られなかった方々や王先生もKCWA紹介動画に映していただき大阪のみなさんにも紹介できてうれしかったです。後日出演されたみなさんは、串焼きや規格外の大きさの蒸し料理など料理店ではお目にかかれない中国料理を楽しまれたと伺いました♪交流がなければ縁がなかった、今回のイベント出演。武術・太極拳、一緒に出演してくださったみなさん、プログラムを考えてくださった先生方、劉さん、王先生に感謝です。(文:飯田陽子)

 商店街の脇に関帝廟があり、そこの広場でのイベント。仮設の舞台での歌や踊り、取り囲むように食べ物のお店、すごい熱気だった。わがKCWAチームが3つの太極拳を披露し、私は4人で32式剣をした。
 あたふたと駆け付けたまま大急ぎで着替え、ほとんど練習する開もなく、はい出番。ドキドキする間もなく、かえってよかったかな。でも、舞台に上がり、大音量で音楽が流れ、「起勢」、手をあげかけた時、一瞬私が早かった。止めるわけにもいかず、皆があげるのを待つ間がすごく長く感じられた。舞台が少し狭く、切られそうになったり、後ろの幕を切り裂きそうになったりしたが、ひとつひとつ落ち着いているなと思いながら動けた。最後の「礼」の声がこれも大音響で隣にも聞こえず、しめくくりも少し揃わなかった。後で動画をみたら、バックのスクリーンの映像に助けられて、なんとなく1人の動作が揃っていてのびのびと楽しんでいるように見えた。「いろいろでしたが、良かったのではないかい?」(武内先生の日まねがふと心の中でよぎりました。すみません。)出番の後、先生方の扇を開近で見ることができた。舞台いっぱいに々とフォーメイションが繰り広げられ、魅了された。観客の皆さんも熱心に見ておられてうれしかった。
 出番が終わって、会場に入ったときから楽しみにしていた屋台へ。先に目をつけていた「油条(揚げパン)」のお店にかけつけたら、残り3個。お店の人が「全部買って。」と言って、大好きな豆乳もポンとおまけに包んでくれた。ラッキーだった。久しぶりに食べたこの油条はものすごくおいしかった。もう一つ「煮卵」も時々家で作ってみるが、ここでいただいたのは本格的でおいしかった。ジャージャー麺を買ってテントの下でランチ。一緒に買った缶ジュースはキンモクセイ?の香りのする炭散飲料(広東省製で、アルコールは入っていなかったが、暑い中でとてもおいしかった。飲んだことのない味だった。先に座っていた中国の女性が、席を空けてくれたので少し話をしたら、ヒマワリの種をくださった。これもおいしかった。以前はよく中国旅行をしたが、久しぶりに旅行をした気分になった。もう歳だから人前で太極拳は控えておこうと思っていたのに、お天気にも恵まれ、大好きな太極剣と中国の食べ物ですっかり楽しんでしまいました。(文:世古晴美)

 「日中文化交流の春フェスタin大阪」へ参加してきました
 4月19日(土)、とても天気にも恵まれる過ぎるくらいの日差しの中、日雇い労働者が集まる「日本三大ドヤ街」の一つといわれる場所へ行ってきました。
 最初お話しがあった時、まだ見ぬ舞台と場所と上手く演武できるのかな・・・という個人的な心配もありましたが、何より魅力を感じたのは、「屋台があるよ。食べれるよ。中華料理とかあるよ。」という美味しそうな情報でした。
会場に到着すると、舞台が奥にあり、その前方に客席の椅子が並んであり、そして両脇には美味しそうな香りを漂わせてる屋台が並んでいました。
 本番までに着替えを済ませ、少し空いてる場所を使ってそれぞれで練習・・・・
 そして、神戸中国武術協会の出番。
 最初はカンフーの方々の表演。皆さん女性とは感じさせない迫力があり、舞台を大いに使っての演武はお見事でした。
 続いて剣のメンバー。先ほどのカンフーの方々とはまた違う雰囲気を楽しんで頂けたかと思います。立派な野外ステージでしたが、人+剣の幅を考えながらの表演で少しドキドキする舞台でした。(ちょっぴり落ちそう&誰か切りそう!?)
 そして杏花チームによる表演。限りのある舞台(の狭さを)感じさせない豪華な雰囲気を披露された素晴らしい表演でした。
 その後といえば、食べ物の方に目と心が奪われ、舞台が終わった解放感と良いお天気とたくさん並んでいる屋台のお陰で、普段味わえない中国の料理だったり、飲み物で参加者の方々と一緒に美味しく頂きました。
 考えてみれば、いつも屋内で、滅多に経験することのない野外ステージでの演武がこんなに気持ちよくて楽しいものなのだと、素敵な経験と想い出となりました。
 お声をかけて頂き、一緒に参加させて頂きありがとうございました。(文:陽子ねこ)

   
 
  2025日中文化交流の春フェスin大阪に着いた 盛り上げてますね!
   
  八極拳チームの演武
   
  32式太極剣チームの演武
   
  陳式太極扇26勢チームの演武
   
  杏花チームの演武
 
  皆さん、大変お疲れ様でした。楽しかったです!
   
 
   
 
 

 「革力樹明老師養生推手拳特別講習会2025」開催致しました:

   
   推手特別講習会に参加して

 正直言って、推手が益々わからなくなってしまった。
 革力樹明老師の手が何をしようとされているのか、全く読めなかった。
 この機会に自分自身で整理をするために、書いてみようとお引き受けした。

 基本功@は まず站椿功
 心を静かにし放松、赤子のような柔らかさと清らかな心に「柔弱如嬰児乎」(老子)
 体中に気が流れるように柔らかく整えておくことが必要
 気の流れが滞ると邪気が入り込むので、正気・元気という気がスムースに流れるようにする。
 体中のどこも気が流れているようにする 「立身中正安舒、支?八面 行気如九曲珠 無微不到」
 流し方は「骨昇肉降」の感覚。気は下に降り、と同時に後ろ側を上がる。それは骨が引き上げられ、肉が落ちていく感覚。気は循環している。

 次の基本功Aは
 「推不動 推不倒 推不着」
     推されても動かない 推されても倒れない 推されても定着しない
  站椿功で自分の身体を心身ともに放松した状態で、相手から軽く推し続けてもらう。
  推す位置はどこでもいいようだが、肩の付け根(中府・雲門あたり)を推されていた。
  これは推されて踏ん張って立っているのではなく、下へ流すということだと理解した。
  柔らかく立っているだけなのに、推されても何事もないかのように立っているのだ!

 ?樹明老師は、站椿功の時も、内回し外回しの時も、みんなのやっている間を回ってそっと肩に手を当てたりれた。站椿功では気が流れているのか、内回し・外回しのところでは、肩にじっとあてられていて、これは肩から動いているのか、身体のうちから(丹田から)動いているのかを見ておられたのだと思った。言葉の壁もあるけれど、何をされているのかわかれば、自分でも修正していきようもあるけれど、わからなければ、単に触られただけで、なんもわからないのではと思った。
 先生は一人ひとりと手合わせされたりするが、見ていても何をやろうとされているのかわからない。
 わからないままに手を合わせていただいても、申し訳ないばかり。私にわかるように説明してほしい、教えて頂きたいとさえ思った。

 後日、老子を読んでみた。
 第1章に 「道可道 非常道 名可名 非常名 無名天地之始 有名萬物之母 故常無欲以観其妙
 常有欲以観其徼 此両者同出而異名 同謂之玄  玄之又玄 ?妙之門」
 あっ!そうか!「道」という根源的な原理や本質は言葉や概念では説明することは不可能なんだ。教えられるものではないのだ。
 以下解説文引用・・・【心を静かにして本質を探究する姿勢:「無欲」の状態からこそ宇宙や人生の真理「妙」を見ることが出来る。欲望や関心をもってみる「有欲」は表面的な現象や具体的な事象(徼:限られた現象)を観察することになる。しかし老子はどちらも重要であり、深い理解には両者が必要だと説いている。「無」と「有」は異なるもののように見えるが実は同じ源から生じている。名前が違うだけで、本質は「玄」(奥深いもの)で同じもの。深遠で理解が難しい「玄」のさらに奥に深い「玄」がある。「道」の真理は無限に深く、そこに至ることですべての神秘「妙」に至る道が開かれる。】

 「無」と「有」の関係、ここから陰陽論ができたのかな?
 そう気づいて、改めて、基本功を考えてみた。気の流れからいうと、気を下に流していく(陰)と、同時に上にいく(陽)感覚があってバランスがとれる。上にあげていく(陽)と意識すると同時に下に降りる(陰)感覚があってバランスがとれる。結果として循環している。
 基本功Aでは、前から推されると、前から後ろに気が流れる(陽)、同時に反対方向の前にも気がながれている(陰)感覚でバランスを保ち、気のエネルギーは下に落ちていく。これが、「吸収されていく感覚」とか「気をいただく感覚」なのかもしれない。
 身体のどこから推されても同じこと。推してきたエネルギーが「陽」、それを受けたら同時に真反対に「陰」を意識すると、陰陽相済でバランスが取れる。こう説明がつく。しかし、言葉で理論的に説明しても、近いといっても正解ではない。つまりそれが「道」とはいえない。
 ひたすら基本功を追求し続け、無になってやっている自分。ふと気が付くと確かにそうだという感覚、何も考えないでできるようになった時、初めてできるというものかもしれない・・・無為自然
 革力樹明老師に手取り足取り教えてもらいたいというのは無理なことで、自らが修練して自ずとつかんでいくものであり、師は学ぶ糸口を示しておられたんだと思った。

 革力樹明老師から今回は「舎得」という教えを頂いた。捨てて得るものがあるという意味としたら、まさに、修練の道筋を示して頂いたと感謝。
 革力樹明老師が参加者の方と手あわせされているときに、師の腹と腰を同時に触らせてもらった。
 丹田と言えば腹側で手で丸く形作ってイメージしてましたが、すごい!3Dの太極球が自在に力強く回っているのです。ここからエネルギーを発しておられるのだなと思うと、もう感動の嵐でした!
 さっそく、中国から太極球をお取り寄せしました。革力先生の丹田です(笑)

 西成の仲間で頸椎を手術し後遺症で半身の神経の感覚がない方に、中腰姿勢の整え方、放松・站椿功・気の流れなどやっていたのですが、先日、来られた時は全くの別人になって顔色もかがやき、後光がさしているのです。そして安定して歩けているのです。站椿功は毎日やっておられたのですが、ほかに合気道にもいっており、そこでやったことをしてもらうと、まさしく推手だったのです。それも養生推手です。和合の精神。彼にしたら命がけで来られてやっておられたのですが、気が順調に流れ気脈が通じたのだと思います。革力樹明老師は、めざすのは倒し合いではなくて「養生推手」とはっきり言われてましたし、会場内で冷え性の方が治っておられたこともあり、健康にすごしていけるように「養生推手」をしていきたいと思いました。そのために、質のいい修練をいっぱいしたいです。革力樹明老師は毎日、朝6時から9時まで生徒さんたちとやっておられるそうです。私もそこに行きたいくらいです。でも、来年も来ていただけるとのこと、お会いできることを愉しみに修練していきます。     

 革力先生と奥様どうかお元気で!    謝謝老師  再見!(文:香山よしの)
   
 
  無事に到着 会場準備完了 ご挨拶
 
  準備体操 タン―トウー功
 
  老師から一人一人チェック チェック チェック
 
  チェック チェック チェック
 
  「四正手」の練習 「四正手」 「四正手」
 
  理論の説明 熱心の皆さん 「四正手」
 
  老師は一人一人のご指導へ 老師は一人一人のご指導へ お昼だよ
 
  午後の講義 老師は一人一人のご指導へ 老師は一人一人のご指導へ
 
  老師は一人一人のご指導へ 老師は一人一人のご指導へ 質問時間
 
  質問の説明 質問の説明 老師は一人一人のご指導へ
 
  老師は一人一人のご指導へ 老師は一人一人のご指導へ サイン会
 
  初日の講習会は無事に終了しました
 
歓迎会だ 革力老師と一緒に
同級生たち@ 同級生たちA
 
  二日目の講習会開始 タン―トウー功 老師からのチェック
 
  チェック チェック チェック
 
  チェック チェック 「推木庄」
 
  「推木庄」 「推木庄」 「推木庄」
 
  「推木庄」 大事な理論 理論の説明
 
  「推木庄」の説明 試してみましょう 老師は一人一人のご指導へ
 
  「推木庄」の説明 試してみましょう 老師は一人一人のご指導へ
 
  もっと試してみたい どんどん増えてる ますます盛り上がってる
 
  止まらないよ 皆さん、熱い 抽選会で当たっておめでとうございます!
 
 

二日間の講習会は無事終了しました。参加者の皆さん、お疲れ様でした。

  とても有意義な楽しい講習会でした。革力樹明老師に感謝いたします!
   
 
 

 「神戸中国武術協会本部と住道太極拳クラブ合同開催スタジオ開設5周年記念発表会」開催致しました:

   
   今回初めての発表会ということもあり、他のお教室の方々とお会いすることに若干の緊張を持ちながら参加させていただきました。
けれど、そんな緊張や不安は全く関係なく。太極拳を好きという気持ちだけで、すぐに打ち解けられました。
全員で二十四式を表演したり、最後にはくじ引きもあり、終始和やかで楽しい時間を過ごすことができました。
八極拳や陳式陽式などの表演を見ることができて、"次はこれもやってみたい"そんな気持ちになり、刺激を受けた一日となりました。
王老師も声をかけてくださり、とてもユーモアのある朗らかな方でした。
このような楽しいイベントを企画していただき、表演する場を設けていただけたことに感謝しています。
さらに精進して行きたいと思います。 (文:T.Y.)

 

発表会に参加させていただきありがとうございました!
まだ習い始めたところでしたが、表演する場をいただけ練習にさらに身が入って貴重な経験をさせてもらいました。
練習では自分の体を感じるまででしたが、大勢の先輩方の間で24式を動く時は海の中の一滴の雫になったような流れも感じとても心地よかったです。
まだ入門と24式しか知りませんでしたが、様々な種類の素晴らしい表演が見れたこと、魅力的な方々に出会え、憧れや目標もでき大変勉強になりました。 (文:K.F.)

 

スタジオ開設5周年記念発表会おめでとうございます!
5年前のペンキ塗りやシャッター塗りの時は、本当にスタジオが完成するんだろうか?とハラハラとしましたが、王先生や一緒に作業をした仲間達のお陰で、見事オープンすることができ、今では立派なスタジオで気持ちよく練習させていただいています。改めてこのスタジオをオープンしてくださった王先生に感謝いたします。
今回八極拳チームは、小架1路、3路、4路、単打を行いました。教室でも何度も練習を行っていましたが、同じような動作が多くミスをしてしまい苦笑い…。大変失礼しました。
全国大会出場者演武では、単打を行い全国大会への良い練習にもなりました。
今回、自分の出番以外はカメラ撮影をさせていただきましたが、皆さんの活き活きとした表情、動きに、改めて太極拳愛を感じました。撮影した写真を見返すと、皆さんキラキラと輝いていて、それが現れていたのでは?と思います。
王先生を初め、役員の皆様、指導員の皆様、そして協会の皆様今後とも末永くよろしくお願いいたします。(文:森脇正奈)

 

スタジオ5周年記念発表会
王先生、森脇先生 いつもご指導 ありがとうございます。
スタジオ5周年 おめでとうございます。
今年で、八極拳 教室にお世話になり三年目になります。
去年の御影公会堂での王先生の 「単打」をみてこれぞ八極拳と
なにも解っておりませんが、とにかくかっこよく 憧れました。
そして昨年より水曜日教室でも単打の練習をさせて頂けることになり
とても嬉しかったです。しかしトリッキーな技の連続の為、中々うまく出来ませんでした。 そんな年末 練習中に肉離れを起こし2、3か月間お休みをする事になりました。
いつも王老師より、「発表会に出ないと上手くならないよ」とご教授頂くので
スタジオ5周年記念発表会は、肉離れの期間を取り戻すつもりで練習しました。
発表会当日の単打では、一部 技と方向を間違えており先輩達に申し訳ない心で一杯です。 「一杯反省しております。」
八極拳以外の発表の先輩方は、みなさん一紙乱れのない素晴らしい技と演舞
をみさせて頂き練習の大切さを身に沁みました。
未熟な自分ですが、更に精進していきたいと思います。

これからもよろしくお願い致します。(文:八極拳 木谷昇)

 スタジオは出来てから、あっという間に5年になりました。本当に早いですね。
 当初コロナ蔓延している最中で、このスタジオはどう内装していくか大変悩みました。建築関係の仕事をやっている武術仲間であり藤淵さんと話をして、とにかく自力でやるしかありませんと、仕事が休んでいる大人カンフーのメンバーを動員して、藤淵さんがリーターでスタジオの内装は始まりました。スタジオの壁、天頂、柱、床以外の隙間まで自力で白色のペンキで全部塗りました。一気に明るくなりました。
 その後に、コーナンで木材を購入し、手作りのの床を作り始まりました。何とか2020年6月20日に使用するようになりました。横のボックス、皆さんのご支援をいただいて作った鏡はその後に順番に出来ました。現在のこんなに立派なスタジオを出来たのは、それにかかわっていただいた全ての方々に、深く感謝の気持ちを申し上げます。これから、さらにこのスタジオを大切にし、さらに皆さんの心地よい練習場所に、皆さんの期待をお応え出来ますように頑張って行きたいと思っておりますので、今後ともご支援、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます!
 設立5周年の際に、一言の感想と感謝の気持ちを申し上げたくて、この場を借りて申し上げます。今後ともよろしくお願いいたします。(文:王)

   
  ご挨拶と準備体操
 
       
  第一部、1、24式太極拳    
 
       
 
    集合写真  
       
  2、東岳太極拳一路    
 
       
  3、磯上体育館仲間たちの入門太極拳    
 
       
  4、孟村開門八極拳小架一路    
 
       
  5、32式太極剣    
 
       
  6、太極推手規定套路    
 
       
  7、伝統楊式太極刀13勢    
 
       
  8、伝統陳式太極拳精錬老架26勢    
 
       
  9、孟村開門八極拳小架3路    
 
       
  10、42式太極剣    
 
       
  11、総合太極拳    
 
       
  12、全国大会出場者表演    
 
畑中彩矢子:呉式太極拳自選 市川佳子:孫式太極拳自選 阪上真吾:開門八極拳単打 藤原耕一:陳式太極扇
中川微和、武内千寿:太極推手規定套路 小畠睦:陳式太極剣 岡元敏明:24式太極拳
       
  13、王老師表演    
     
    孟村開門八極拳表演  
       
   
       
       
  第二部、1、カンフー扇2路    
 
       
  2、伝統楊式太極拳精錬28勢    
 
       
  3、東岳太極拳二路    
 
       
  4、伝統陳式太極拳精錬新架26勢    
 
       
  5、孟村開門八極拳小架四路    
     
       
  6、伝統陳式太極拳老架一路    
 
       
  7、32式太極剣    
 
       
  8、太極推手規定套路    
 
       
  9、総合太極拳    
 
       
  10、陳式太極扇26勢    
 
       
  11、孟村開門八極拳単打    
 
       
  12、42太極剣    
 
       
  13、24式太極拳    
 
       
 
       
       
  14、杏花    
 
       
  15、全国大会出場者表演    
 
  飯田陽子、武田弘、森脇正奈:孟村開門八極拳 武隈美栄子、道原里佳:太極拳推手規定套路 森岡芳子:48式太極拳自選 武内千寿:24式太極拳 権藤由樹:42式太極剣
       
  16、王老師表演    
     
       
   
       
       
  抽選会の開催!    
 
       
 
       
 
       
 
       
 
       
   
       
  最後のご挨拶    
     
  ご参加していただいた方々、応援しに来ていただいた方々、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。ありがとうございました!
   
  打ち上げだ!
 
 

皆さん、記念発表会で大変お疲れ様でした!とっても楽しい発表会でした!

  ご参加していただいた方々、応援しに来ていただいた方々、スタッフの皆さん、心より感謝の気持ちを申し上げます!
  また来年も発表会で一緒に頑張りましょう!宜しくお願い致します!
   
 
 
 
 13年ぶり「中国武術公認検定試験」に参加しまして、無事に八段位に合格:
   
    このたび、中国武術公認八段に合格することができ、心からの喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。これまでの修練の道は決して平坦ではありませんでしたが、厳しくも温かくご指導くださった老師たち、そして常に支えてくれた協会の会員の皆さん、役員たち及び家族の存在があったからこそ、今日この瞬間を迎えることができました。

 八段という段位は、単なる技術の証ではなく、武術家としての責任と使命を背負う立場であると強く感じております。今後はさらに心身を磨き続けるとともに、後進の育成に力を注ぎ、中国武術の精神と魅力を広く伝えてまいりたいと存じます。

 この合格を通過点とし、新たな出発として、真の武術家を目指し精進し続ける決意をここに表明いたします。(文:王)

   
 
  こんかいの国際大会の看板 大会会場!
 
  今大会は、選手1700人超 盛大な大会!
 
  今回検定試験の審査委員、全員九段の先生たち 私の番だ
 
  徒手の陳式太極拳は9。25で、器械は9.20でした。 合格者の皆さんと審査員先生たちとの集合写真!
   
 
   
 
 

 「傅清泉老師と伝統楊式太極拳武当山合宿2025」に行ってきました:

   
   今回の研修・講習旅行は、私にとって、十数年ぶりの中国になりました。
 一言でいえば、行ってよかった、いけてよかったのです。
 傅老師による丁寧な基本技術の指導、お弟子さんを相手にしての細かい用法の説明・実技など、ユーモアを混じらせながらも、一生懸命指導してくださいました。
 実際に、何回も何回も用法を見せていただいたことで、なぜ、この動きになるのかが理解できたように思います。
 言葉で説明しにくいですが、身体に少し財産に溜ったように感じました。
 中国語での説明も、王先生のワイヤレスマイクのおかげで、助かりましたし、身ぶり、手ぶりも有り、充分理解出ました。
 充実したすばらしい研修旅行に参加できて、本当に良かったのです。
 王先生、ありがとうございました。(文:阪本小夜子)

 伝統楊式太極拳 武当山研修に参加して
 2025年7月26日から8月1日、中国湖北省(省都:武漢)の武当山で開催された傳清泉老師の伝統楊式太極拳の講習会に参加してきました
 武当山は中国五大名山の一つで、道教の聖地です 14世紀明の時代に建てられた多くの道教古建築が残り、ユネスコ世界遺産に登録されています
 現在 一大観光地となり、武術イベント・講習会の舞台として活用されています
 7月26日(土)
 関空から上海浦東空港、国内線に乗り継いで武山空港、タクシーで武当山下のホテルに午後10時すぎに到着しました
 ホテル近くのレストランで夜食を摂り、周辺を散策してライトアップされた街の夜景を楽しみました
 7月27日(日)
 午前中、武当山下ホテルからバスで山中の瓊台ホテルに移動しました
 夕方16:30、講習会に合流しました
 曹先生が内家七勢,康寧九勢、循環八勢、そして精錬二十八勢まで次々に指導され、午前の講義でもうこんなに進んでいるのと、焦りました
 傅老師が登場されると、講習会に参加された皆さんが取り囲み、質問攻めでした
 7月28日(月)
 屋外の講習会場なので、暑さ対策のために、午前のレッスンは6:00〜8:30
 周先生が優しくなごやかに指導してくださいました
 倒捲肱の手の形は指先を立てて、親指は耳方向、肘は落とさずそのまま伸ばして打つ
 手揮琵琶は左手の肘を指すように、右手(手の平は上)を背中を丸くして?勁を保つ
 下勢は右膝が内に入らないようしっかり開胯する   等々
 朝食バイキングの後、武当山中を巡るバスを利用して、紫霄宮見学に
 紫霄宮では、壮麗な古建築が残っていることに感激しました
 傳清泉老師が到着され、広場で酷暑のなかで站椿功・・・15分くらいとのことでしたがクラっとしそうになりました
 基本功や二十八勢を練習して、写真撮影
 ホテルに戻り夕食・・・この日は傳清泉老師の54歳のお誕生日!
 皆そろってお祝いしました
 22:00 傳老師のお部屋に行き色紙やTシャツにサインしてもらえました
 7月29日(火)
 6:00〜8:30 朝講習 曹先生と傳老師が対錬形式で套路の武術的な要素を解説
 お昼は武当山頂の金殿を見学しにでかけました
 ホテル横のロープウェイ乗り場から8合目あたりまで一気に昇りました
 山中のがけや急斜面にも道教の古建築群が散在して、霧もかかり幻想的な光景でした
 ロープウェイを降りると大勢の観光客と一緒に蟻の行列状態で、山頂まで石段を必死に昇りました(汗)
 金殿は全面が金箔で覆われた金色の宮・・素晴らしいけど、人混みでゆっくりすることはできず、早々に下山しました
 16:00〜19:00 夕練習 曹先生が動作の注意点をくりかえし説明してくださいました
 今日は朝夕練習を併せて、二十八勢を13回もとおしたと王先生から教えてもらいました
 何回も繰り返していると、妙にハイになるようです
 7月30日(水)
 6:00〜8:30 朝の講習
 曹先生を見本にして、ところどころ動作を止めて傳老師が詳しく解説してくださいました
 楊澄甫などの名人が教えた太極拳がもつ本来の武術らしさ、身体の使い方・・・
 「本当はこうやって強く、深く、実戦的なんだ」
 伝統楊式太極拳の動作には「こうしなければならない」理由があって、正しい姿勢と緩め方で勁を途切れさせず流さなければならない
 感動もそこそこに 昼休み
 講習会の修了証書をいただき、写真撮影
 「えーっ、やっと疑問が減って、やっと課題が見え始めたばかりなのに、もう終わりなの」
 お昼休みは、三清殿を見学し、出会ったチベット族の方々と二十八勢を表演
 夕方の講習は圧巻でした
 傳老師が、周、麒麟、曹先生をお手本にして、朝の講習以上に濃い細かい動作説明を解説してくださった
 手と脚の関連、目線の大切さ、角度、位置、重心移動・・こんなにも深い、これほど細部までこだわる本来の楊式 太極拳の原型や精髄が垣間見える
 骨盤を固定し、おへそを45度に保つのも、がちがちに固めるのではなく、骨盤を安定させて不要なぐらつきを避けるためかぁ   中正安舒・放鬆
 KCWAから参加の皆さんも、感動感激されて、武当山に来てこんなに濃い研修を受けることができ本当に良かったと口々におっしゃいました
 7月31日(木)
 6:00から朝講習 もう終わりとおもうと、あっという間で残念な気持ちでした
 午後武当山を下山して、玉虚宮を見学し、武山空港から上海に戻りました
 8月1日(金)
 上海から無事に関空に戻ってきました
 王先生、ご一緒させていただいた皆様、本当に色々お世話になり、
 心より感謝申し上げます
 神戸の教室で心を新たに練習しようと思います。(文:永井眞理子)

 

 「2025年伝統楊式太極拳武当山研修に参加して」
 2年前の邯鄲(かんたん)市以来2度目の楊式太極拳研修。
 7月26日上海で国内線に乗り換え、2時間かけて武山空港へ。タクシーで40分かけて武当山ふもとのホテルへ。翌朝バス(自家用車は進入禁止)で中腹のホテルへ移動。今回の研修地だ。ホテルは山頂に行くロープウェイ乗り口横にあり、リゾートホテルのような感じである。ホテル前の広々としたテラスが練習場所で、周りを険しい山々に囲まれている。時間帯によって山々の景色が差し込む光の具合によって変化する。そんな中で動いていると天地と自分が一体になったようななんか不思議な感覚になる。
 研修生は100人余り。ほとんど中国各地からの人達だが、15名ほどは外国人。われわれ日本人5人以外にスペイン、ポルトガル、インド、アメリカ、ウルグアイから来ている。さすが、傅清泉老師の人気ぶりがよくわかる。練習は傅氏楊式太極拳においてすべての動きが身体全体との繋がりを重視している点から脚の構え、腕の形を細かく確認しながら進めていく。プルプルと脚が震えだし、日頃の練習不足を思い知らされる。1日約6時間の練習はジャブのように身体に利いてくる。初めはお弟子さんが指導し、途中から傅老師がおもむろに現れ、エンジン全開で指導にあたる。食事の時間などお構いなし。確か前回もこのパターンだった。まっ、一生懸命教えてもらえるのはありがたいのだが。今回は指導が細かく丁寧で、ノートに練習後に書き留めるのも大変。
 食事は朝は中華風バイキング。昼夜は10人1テーブルで大皿に盛られた数種類の料理を取り分ける。量は十分。ただ、野菜料理、川魚などの田舎料理が多く、毎回少しずつ変わるが最後の方はさすがに少し飽きてきて、夜中の近くの簡易食堂での反省会(飲み会?)(*^_^*)が楽しみになった。
 練習の合間にロープウェイで山の上の寺院見学に行ったり、観光も楽しんだ。道士と呼ばれる道教の僧は長い髪を頭の上で束ねる独特のスタイルで道士が武当拳をやっている姿はなかなかかっこいい!(今回は直接見てないが)
 たった1週間の研修であったが、みっちりと指導を受け、自分の迷いが薄れ、進むべき道が少しずつクリアになった気がする。太極拳の道は長い。とうてい一朝一夕で成し遂げられるものではない。太極拳を深めることで、生きていることを実感できたら素晴らしいと思う。
 今回の研修では前回同様王先生にたいへんお世話になりました。ありがとうございました。そして行動を共にした素晴らしい仲間達にも感謝の念に堪えない。(文:金丸淳一)

 

 武当山伝統楊式太極拳合宿の旅
 スタジオで「武当山で学ぶ伝統楊式太極拳」という研修旅行の案内を見た時、私は衝撃を受けて平常心を失いそうになりました。
 「誰か私を武当山に連れて行って」とずっと願い続けていたからからです。
 その思いは独り言のように呟くほど強くなっていました。
 憧れの武当山に行きたい、このチャンスを逃すわけにはいかない、絶対に行くぞ、という嬉々とした思いと同時に自身の所属が他にある事、研修内容が伝統楊式太極拳で全く習ったことがなく、「伝統」の意味すら理解していない現実に本当に行けるのだろうか、行って大丈夫かという不安が交錯して心が揺れていたのです。
 思いきって王先生に聞いてみたら、誰でも参加OK、全くの初心者でもこれをきっかけに現地で学べばいい、行くまでに土曜日の教室に何回か来て練習すれば、と言ってくださり決心することが出来ました。
 研修旅行に参加されるメンバーは太極拳の大先輩ばかり。楊式が何かも分からずトウロも全く一からの私が皆さんのご迷惑にならないように、また自分のためにも出発までに28式を覚える覚悟を決めて練習ました。
前置きが長くなり申し訳ありません。私にとってはこの研修旅行に行くまでが思い出の一つでもあるので書かせていただきました 。
 いざ武当山へ出発!
 関空で待ち合わせて集まった5人と王老師。この時から皆さんとの忘れられない楽しい研修の旅が始まったのです。
 まず、皆さんと仲良くなった思い出をまとめてみました。
 1.地ビール「武当山」
 初日夜遅く武当山麓のホテルに着いた後近くのお店で食事。そこで飲んだ地ビールの味が絶品。他にも色々飲み比べNo.1に決定。この時、皆さんとの距離が一気に縮まりました。以降毎晩の癒しタイムのレギュラーに。
 2.リサイクルの靴の悲劇
 2日目、バスを乗り継ぎ大きなスーツケースを引きずり、山のホテルに到着。部屋の準備が出来てないのでお茶しようと土産物も置いてあるお店へ。そんなに歩いてないのに私の靴の底がパックリ!えっ?トラブル発生!見た目は新しいのに長く置いてあって劣化してたのか、買って間もないNIKEの靴が悲惨な事に。王先生が土産物店で瞬間接着剤を買って来てくださったけどくっつかず。それ以来私はアホ子ちゃんとして皆さんに可愛がってもらうきっかけになりました。
 3.部屋の移動
 皆さんの部屋は準備が整ったのに、私の部屋はまだ空かない、待てないからしばらく王先生の部屋で待てば?と提案され嫌だと言ったら別の部屋を用意するとフロントの方。皆んなと離れてポツンと端っこ。がーん!
 しかも湿ってベッドが冷たい。窓の外は崖。部屋番号から考えると本来の部屋なら景色がいいはず涙。夕方の練習まであの時提案を断らなければと猛反省しながらひたすらストレッチで気を紛らわせた。結局は先生が室内電話がこの部屋に繋がらない事を理由に予定通りの部屋へ移動することに。部屋からは武当山と練習場所のホテル前デッキが一望できる絶景。先生と電話の故障に感謝。
 4.お揃いの靴
 翌日の昼食後、バスを待つ間にレストランの隣に会った太極拳靴と服のお店で私の靴を買うことに。傅老師やお弟子さん達が履いてる靴と同じ物があり、王先生が買ったら?と勧めてくださりサイズも聞いてくださって
 ピッタリの靴をゲット。先生と他の2人のお姉様と4人お揃いになりました。ルン!更に連帯感が深まりました。

 傅清泉老師の講習会  
 私は傅老師に一度もお会いした事がなかったのでYouTubeの動画で見て、体格のよいがっちりした方と思っていました。
 実際には小柄でにこやかなお姿でびっくりしましたが、柔らかく、力強く、全身に気勢が満ちた無駄のない動きに感動しました。凄く大きく感じました。
 安定した下半身、足裏から丹田、螺旋を描いて手指の先までしなやかに伝わる力強さ。
 動きの先には相手がいる。単なる形ではなく自身を守り攻撃に転じる武術である。
 これ、楊式?楊式ってこんなだったの?知らないのに勝手に抱いていた楊式のイメージとは全く違う物と感じて傅老師の動きの虜になりました。
 老師の動作説明の中で耳に残ってる言葉、「沈肩墜肘」「気沈丹田」
 説明のなかでは腰を緩めて胸と臀部を収め、股間は丸く、全開にする。膝を突き出す。
 凄く当たり前のことだけどしっかりやらないと足りないという事を実感しました。
 また、発動に繋がる腕や手の位置、高さなど力学的な解説と実践はとても勉強になりました。
 私には足りない、出来てない事ばかり、とにかく一からやり直す必要があると痛切に感じて5日間の講習会が終わりました。
 最後になりましたが、ワイヤレスイヤホンによる王先生の通訳に心より感謝申し上げます。それだけでなく、武当山での研修旅行の計画、引率、全ての場所においてのお世話、本当にありがとうございました。王先生のおかげで充実した素晴らしい研修の旅になりました。傅老師のサインまでいただき感謝、感謝です。
 また、ご縁があって一緒に旅した皆様、最初からご迷惑や心配をおかけしたにも関わらず仲良くしてくださり本当にありがとうございました。
 これからもよろしくお願い致します。(文:中田絵里)


 傅清泉老師「伝統楊式太極拳武当山研修会」に参加して

 2025年7月26日から8月1日までの約1週間、中国湖北省十堰市武当山特区で開催された伝統楊式太極拳第六代正宋伝承人傅清泉老師による講習会に参加することが出来た。
 私にとってこの傅清泉老師による伝統楊式太極拳講習会への参加は2019年7月に初めて参加して以来今回で二度目となる。
 今回の参加者はKCWAで伝統楊式太極拳を学んでいる5名と王先生とを合わせた6名からなる。
 先生にはチ−ムのまとめ役と引率の他、講習会での内容を中国語から日本語への同時通訳と解説までして頂いた。
 今回は特に講習内容を先生が無線マイクを通してメンバー全員が装着したイヤホンに同時通訳した日本語を配信するという方式を採用した。この結果メンバーはどの位置にいても先生からの同時通訳と解説の日本語がはっきり聞き取る事が出来一層効果的な講習会となった。
 講習は朝と午後の二回の実技講習が中心で、朝は早朝6時から9時までの3時間、午後は4時から7時までの3時間、朝食と夕食は各講習終了後に全員食堂でとることになる。
 昼食をはさんだ日中は自由時間で観光に出かけたり出来た。
 講習内容は以下の通りだが、この内容は現在の傅家伝統楊式太極拳のほとんど全てを網羅しており全世界で100万人以上の愛好者が学んでいるといわれているものである。
 まず毎回指導チ−ムのメンバーが中心となって準備運動から始める。
 永年太極養生功13勢を2回
 康寧九式を連続して2回
 次に準備動作として
 傅家伝統楊式太極拳内家七勢太極拳2回。
 傅家伝統楊式太極拳循環八式太極拳2回以上。
 套路実技講習は各部分実技説明があり、套路練習は傅家伝統楊式太極拳精錬28式を連続2回以上。
 傅家伝統楊式太極拳85式を連続2回。
 いずれの練習も1回通して終わりではなく必ず2回以上は連続して通していた。
 この繰り返しの練習法はハ−ドだが練度が深まり充実感が深まったと思う。
 指導方法も前回の傅清泉老師中心、宋老師が補助という二人体制から、各地方で傅家伝統楊式太極拳を普及、指導に努めておられる中堅実力者や60代70代の実力指導者と30代40代の若手後継者を交えた指導チ−ムが構成されて指導にあたっていたのが目に引いた。
 このチ−ムは動作モデルを演じたり、表演中の参加者の指導にあたったり、壇上で套路表演のリ−ド役を演じたりとチ−ムが役割り分担を決めオ−ル指導陣で150人近い参加者に対応してきていると感じた。
そして講習会最後の日の朝、指導員全員が壇上に立ち、前に集まった参加者全員と王宋岳の「太極拳論」を声を合わせて読み上げた。
 傅清泉老師が最初のフレ−ズ読み上げ続いて全員が唱和する。
 続いて宋老師から他の指導者全員に回って読み上げ参加者は唱和した。
 これは太極拳を教え伝承する指導者と太極拳を学び深めようとする参加者達とが一体となって「太極拳論」の「太極拳の根源と運動原理」の一端に触れ合った瞬間だったように思う。
 講習会のフィナーレに相応しい光景だなった。
 今回も道教の聖地とされる「武当山」の山中で朝夕「行雲流水」の境地に浸りながら太極拳三昧の日々を過ごせたのは傅清泉老師、王先生をはじめ5人の仲間のおかげと感謝の気持ちでいっぱいです。
 短い日数での傅家伝統楊式太極拳満載のスケジュールでしたが、この講習会との出会いは自分にとって又新たな伝統楊式太極拳のスタートラインに立った気持ちです。(文:手嶋光孝)

   
 
  いよいよ出発だ 無事に十堰武当山空港に着いた 武当山当山口の近くのホテル
 
  武当山の山門だ! この綺麗な夜景で 早速飲むぜ!武当山の地ビール最高!
 
  二日目、瓊台ホテルに出発! 当山の専用バスを乗る私たち 着きました!
 
  瓊台ホテル前の風景 午後の研修に合流 私たちも来たよ
 
  カッコイイ傅老師 早速傅老師と 武当山の上で飲むぜ
 
  研修の二日目の朝 150人くらいの参加者 傅老師の講習
 
  朝ごはんだ 午後紫霄宮での講習 先ずタントウ功
 
 

傅老師と一緒に

とっても良い雰囲気 集合写真だ
 
  昼ごはんお店でお揃いの靴を買った 晩の講習 質問を解釈する傅老師
 
  夜、なんと今日は傅老師のお誕生日 早速私たちと傅老師 最年長の手嶋さんとツーショット
 
  研修の三日目 朝、講習してくれた曽先生 傅老師
 
 

空いている時間で山頂に出発

ロープウェイ これから当山だ
 
 

楽しい

金趙に着いた 大岳武当
 
 

山頂から

まっすぐの松 綺麗な武当山
 
 

晩の講習

集中してる 私たちもこの綺麗な風景と
 
 

研修の四日目

朝、曽先生の講習 傅老師が来ました
 
 

真剣な皆さん

修了書を貰いました 傅老師丁寧な説明
 
 

休憩時間で中宮を訪ねました

映画によく出る風景だ

イェ―

 
 

晩の練習が始まった

カッコイイ 武当山の夕日
 
 

傅老師の講習(曽龍先生)

丁寧なご指導(周克勝先生) 麒麟先生と
 
 

最後の朝の講習

皆さんは大変集中している いよいよ最後の日になりました!
 
 

下山

山門と 十堰市内の世界遺産玉虚宮!
 
 

綺麗!

カッコイイ鐘鼓楼 楽しかった!最高!
 
 

早速

手島さん 中田さん
 
 

初体験の撮り方

メイン通り 最後の晩餐
 
 

上海のホテルの朝ごはん

いよいよ日本に帰る日になった 無事に帰ってきた!
   
  大変楽しくて、濃い有意義な研修でした!皆さん、お疲れ様でした!まだ来年も一緒に行きましょう(来年の7月末ごろ)!
まだ行ったことがない方も是非!
   
 
 
 
 
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